こまつなのタネ (のようなネタ)

なかなかブログにアップするほど内容のまとまった記事を書く時間が
取れないのですが、速報性が重要な情報もあります。

そこで、ツイッターの方で流したものを速報的に集めてみました。

 

6. すずさん、生活リズムを保つ

「上映時間も早朝やレイト枠ではなく、お昼前後の見やすい時間帯が維持されていました。」の根拠となるような情報をひとつ。

席数そのものは2月13日〜17日の週から1万席程度減少していますが、
座席の時間帯の配分をみると、
 〜14時:約55%
 14〜19時:約35%
 19時〜:10%
の状態が先週から維持されています。

 

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5. ロングラン上映体制への布石

4. でも触れましたが、2017年2月4日 (土) に一旦拡大した座席数ですが、続く新作 (「相棒」「サバイバルファミリー」等) 公開の連続と重なるように、徐々に減っていきました (表1)。また同様に販売数の前週比も2月中旬には落ち込みました。上映回数は 1館あたり 2回を切り、かつ「箱平均」も160前後まで低下しました (表1)。しかしこれは「人気が衰えた」と即断するにはあたりません。なぜなら、座席数の前週からの減少割合と販売数の前週からの減少割合はほぼ一致していたからです (表2)。つまり、販売数の落ち込みは見かけ上のもので、座席数が減っていたことに由来するものと考えられました。需要はあるのに、強制的に座席数を減らしていたことが伺えます。また、上映時間も早朝やレイト枠ではなく、お昼前後の見やすい時間帯が維持されていました。

各館1回程度のペースで、かつ小型のスクリーンへとスリム化をはかることで、新作公開の影響の受けにくい、ロングランに向けた上映体制を整えていたことが示唆されます。

 

表1

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表2

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4. UNITED さんの販売状況

2017年2月4日 (土) に一旦拡大した座席数ですが、続く新作 (「相棒」「サバイバルファミリー」等) 公開の連続と、ロングラン上映体制へのシフトのため、徐々に減っていきました。そんな中でも UNITED さんは座席数1満席前後を維持していました。

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3. すずさん。夜更かしをやめる

2017年1月27日 (土)。上映パターンが昼型にシフトする現象がよみとれました

まず、27日より一館あたり上映回数が3回を切りました。座席数はそれほど大きく変わっていないことから、スクリーンを大きなものに切り替えたことがうかがえます。

 

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座席数の日内時間変化をみると、21日以降、19時までの消化率が上がっていることがわかります。つまり上映体制を昼型にシフトしていることが示唆されます。

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ただし、販売数の時間変化をみると、21日前後で 19時までの販売数の占める割合は 90%程度でそれほど大きな変化はみられません。つまり、もともと 19時ぐらいまでに観る人はほとんど観ている昼型の映画だったので、それに合わせて上映体制を調整したものと思われます。

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2. ACさんの延長状況を表にまとめる中で見えてきたこと

興行通信社ランキングは全国ひとまとめになってますが、各劇場、地域別にみた場合、
もう少し別の姿がみえてきます。

1月14–15日のイオンシネマ (AC) さんの週末劇場ランキングをまとめてみました。

 

【結果】

1/7以降の拡大館の分布は、
関東12、北海道4、東北4、中部3、近畿4、中国四国1、九州2で合計30。
数は関東が圧倒的に多い。

・関東では17上映館中8館で #この世界の片隅に が第1位
・これは17上映館中最多(約47%)
・東北(北海道)では本能寺ホテル(妖怪ウォッチ)が強い
→ 関東では既にトップレベルの人気、東北・北海道はもう少し時間が必要?

その他地域の人気は、九州が◎で、中国四国・中部は⚪︎、近畿がもう一押しといった感じ

 

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1. 土日だけじゃない興収の勢い!

月〜金分の興収推移と割合について図にしてみました
実は月〜金合算の方が寄与が大きいことがわかります。

上映館にとって、興行面においても平日のロスの少ない魅力的な作品といえそうです。


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